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ジェネリック医薬品って?
ジェネリック医薬品とは、先発品(新薬)の特許満了後に、製造発売される医薬品です。新薬と同じ成分同じ効能を得られるのに、値段は新薬よりも安い値段で手に入れることができるというのが宣伝文句です。全く同じ効能で安いお薬が手に入るなら生活費の節約になってシニアさんには嬉しい限りです。

最近では大物タレントを起用してのテレビCMの効果もあってか、かなり名前を知られるようになったジェネリック医薬品ですが、実際のところ本当に同じ効能なのか?問題はないのだろうか?様々な角度から検証していきたいと思います。

@ジェネリック医薬品はなぜ安い?
Aジェネリック医薬品は新薬と同等の効能?
Bジェネリック医薬品を使うには?

かなり長くなりますので休憩しながらお読み下さい。また文章ばかりで読みにくい点はご容赦下さい。



ジェネリック医薬品はなぜ安い?


 ジェネリック医薬品には開発費がほとんど掛からない。

医薬品には2つの種類があります。1つは新薬で製薬会社が自分たちで独自に開発した薬のことです。製薬会社が新薬を作る際の開発費は膨大なもので、1つの薬を開発するのに、膨大な量の実験と治験を繰り返しようやく一つの薬が開発されます。

開発された新薬は、すぐに類似品などが出回ってしまうと開発した会社の作り損になってしまうので、特許期間といって、同じ薬品が販売されないように保護される期間が設定されています。期間は20年で5年間の追加を申請する事ができます。

この特許期間を過ぎると、他の製薬会社でも同じ成分で同じ効能の薬を製造・販売することができるようになります。これがもう1つの薬の種類、ジェネリック医薬品です。ジェネリック医薬品を開発する会社は、新薬を開発するほどの費用が掛からないために、その分薬を安く提供できるという訳です。

 新薬開発に掛かる費用

新薬に掛かる時間は10〜18年と言われています。まず植物や微生物、化学物質から新薬の元になる物質を探し出し研究をします。次に動物や培養細胞を用いて成分の有効性を実験します。そして人間に対して有効であるかどうかの試験に取り掛かります(この試験だけで3段階もの検査をするそうです)。

臨床試験や治験を繰り返した後、厚生労働省に申請をして承認をうければ、新薬としてようやく市場に出回ることになります。一つの新薬開発に掛かる費用は150億〜200億とも言われています。さらに市場に出回ってから新薬のデータを集めることが義務化されており、再審査を受ける必要があります。

 ジェネリック医薬品開発に掛かる費用

薬の効果はすでに新薬によって実証されているため、それと同等の効果を得られる事だけを確認できれば良いということになります。開発費に掛かる費用は1億円前後にまで抑える事ができます。新薬に比べると本当に安いんですね。

 どれぐらい安くなるの?

純粋に薬代だけですと、ジェネリック医薬品の新規発売では新薬の7割、その後薬価改定などを経て、新薬の半額ぐらいの値段に落ち着くのが一般的のようです(薬によって新薬の2〜8割とかなりの違いはあります)。ただし、窓口でお支払いになる金額は純粋な薬代だけではなく、技術料や診療費も含まれますので、全て半額程度になるというわけではありません。



ジェネリック医薬品は新薬と同等の効能?


ジェネリック医薬品を販売する製薬会社側は、ジェネリック医薬品が新薬と同等の効能であると主張します。ただし、全ての人が同等の効能という部分に賛成しているわけではありません。批判意見もきちんと検討すべきです。

 ジェネリック医薬品に反対的な意見

薬の主成分が同等だからといって、例えば薬のカプセルが違うだけで薬の効能は大幅に変わる。主成分が同じであっても、製造過程や添付物、コーティングが違えば効果も当然違ってくる。厚生労働省の審査は不純物の混入や結晶化などを審査していないので、品質には疑問を感じる。

またジェネリック医薬品を製造している企業は中小企業が多く、製造技術に大きな問題がある。薬を処方するに当たっても、ジェネリック医薬品には、安全性を確信できるほどの充分なデータがないため使いにくい。ジェネリックが広まれば新薬開発会社の新薬への開発意欲が削がれる。ジェネリック医薬品の種類が多すぎて医者や薬剤師が把握できない。

 ジェネリック医薬品に賛成的な意見

ジェネリック医薬品は同等の成分でできているために、同じ効能が出るのは当然である。きちんと厚生労働省に承認を得ている。逆にジェネリック医薬品のほうが効くという意見すらある。新薬と全く同じという訳には行かないが、ジェネリック医薬品に変えたから思わぬ重度の副作用が出た例はほとんどないと主張する。

また今後国家的な医療費負担が増えていく中で、医療費を抑制できるのは国家的観点から見ても有益である。高齢者の医療費負担が増大する中で、同等の効能が得られるならば消費者にとって利益になる。海外でもジェネリック医薬品のシェアは多く一般的である。

 厚生労働省の審査はどうなのか?

厚生労働省の審査は、薬が水にどのように溶けるかということと、薬を使用した場合の血液中の濃度などで、新薬に比べていたってシンプルです。これらの審査ではジェネリック医薬品の有効性や安全性は充分に保証されていないという意見も多いようです。

賛成派はジェネリック医薬品に対する厚生労働省の審査は厳しく世界一と言っても良い位だと主張していますが、反対派は厚生労働省の審査は充分ではないと真向から主張が対立しているのが目立ちます。

 医者や薬剤師の意見はどうなのか?

なるべく消費者のために良いお薬を安く提供してあげたいが、薬は命にも関わる商品なので、安全性がはっきりしないとジェネリック医薬品はお勧めできない。ジェネリックもピンからキリまであるので一概には言えない。安全性と有効性を高められるような企業努力や、厚生労働省の審査の厳格化を求める、というのが主流な意見にように思います。

 結局ジェネリック医薬品ってどうなの?

結論としては、安くて効能が同じジェネリック医薬品万歳!というわけにはいかないようです。しかし使い方によってはジェネリック医薬品は医療費の節約になることは間違いありません。

ジェネリック医薬品会社も大きいところから小さなところまで現在では200社以上が存在しています。ジェネリック医薬品も製薬会社もピンからキリまであるということです。

今後の厚生労働省のジェネリック医薬品審査について、より透明な審査を徹底することが望まれます。またジェネリック医薬品を製造する企業の益々の努力によって、ジェネリック医薬品がより安定した信頼性を獲得する必要があります。



ジェネリック医薬品を使うには?

 まずはお医者さんや薬剤師さんと話をしてみよう

まずは掛かりつけのお医者さんや薬剤師さんと話をしてみましょう。日本人は医療に関してはどうしてもお医者さん任せになってしまう面があります。お医者さんのなかにも、患者に色々と聞かれたりするのを嫌がる方がいらっしゃるかもしれません。しかし自分で使う薬のことですから、自分で納得した薬を選んで使うことが大事です。

ジェネリック医薬品は、医師から患者さんに処方される医薬品です。投薬には医師の処方箋が必要です。処方箋の右下のほうに、後発医療品(ジェネリック医薬品)への変更可という箇所にサインをしてもらえば、薬剤師を相談してジェネリック医薬品を処方してもらうことができます。

ただしジェネリック医薬品は新薬ほど在庫が多くはないので、取り寄せなどになる場合が多いようです。またどの新薬にもジェネリック医薬品があるとは限りません。新薬とジェネリックの値段がほとんど同じ場合もあります。

 インターネットで調べてみよう

自分が使っているお薬が新薬なのかジェネリック医薬品なのかをインターネットで調べる事ができます。こちらのホームページにやり方が載っていますので参考にしてみてください。ジェネリック医薬品普及研究会さん



ここまでお読みくださいましてありがとうございます。もしジェネリックに切り替えたけど、効果も変わらなかったし節約ができて助かったよ!という方がいらっしゃたらとても嬉しいです。


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